青くてごめんね

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1週間の慣れ/インビザ矯正日記 2022/02/14

1枚目装着から1週間が経った。

自分でも驚くほど慣れてきている。インビザラインをしている生活に。

バコッとアライナーを外し食事開始、食べたらすぐ歯を磨いてアライナーもゆすいで装着。

つまみ食いとは縁を切った生活。

そして、このた行とさ行に哀れなつっかえが生じる発音…にさえも。

 

最初は自身の口から、まごついた歯切れの悪い発音が繰り出されることに本当に嫌気が差し、泣きながら自身の声を録音したりもした。(そうしたら、自身の口腔内に響く絶望的な粘つき音に比べたらいくらかマシな発音が聞こえた。。。が)

仕事のスケジュール上、他部署の人間と話す機会が多い数日であった。

そこでも私はもう、このた行とさ行言えないマンの面を下げて参上するしかなかった。

初対面、マスクをした顔面、第一印象を左右するのは目元と声だろうか。

その声に99%悪影響を及ぼしているさ行とた行。しは「しゃ」に、ちは「chちゃ」に変換されてしまう。アライナーを通すと。「〜〜でしゅよね?」と必死に話す奴---自分自身----の気が知れない。

が、幸いなことに、このさ行とた行のせいでコミュニケーションに支障が生じたことはない。つまり、何を発したか、聞き返されたことはないのだ。

これは……本当に他者には、問題のない発音として聞き取られている、ということなのか? 自身の内部では「わかりましゅtあ!」「ありがちょうございましゅ」等の世紀末も近い発声が響いているのだが……

……この、話が通じていさえすれば最低限問題はない、という事実によって、恐ろしい内声の反響の精神的苦痛はいくらか抑えられてきた、、、気はする。

そしてさすがに初日、2日目よりは多少なりともマシな発音になった、、気はする。

実家の母にインビザラインの件を伝えずしばらく話していても、何も言及されなかった。ネタばらしをして、た行とさ行変じゃなかった?と内心震えつつ質問するも「全然。別にいつもどおりじゃない」とのこと。

 

3日目あたりまではアライナーもうまく外せなかった。というか、壊すのが怖すぎて(決して韻を踏もうとしたわけではないんです、、)力をかけられなかったが、

今はまごつくことも減った。

 

ただ、正直なところ職場でアライナーを着脱するのは慣れていない。同僚に見られないよう、部署のあるフロアとは別のトイレで、できるだけ人のいないタイミングで(ただトイレが狭いのでどうしても2〜3人はその場にいるのだが)行っている。

バコバコと透明のマウスピースを嵌め、指を突っ込んでしっかり押し込んでいる様はさすがに、、見られたくない。見せたくない。。