青くてごめんね

書きたいことをね、自由に書きます

根暗の強烈な恒常性による帰省ブルー

帰省だ。嫁いだ女は夫の実家に帰省するものなのだ。なぜこの部分だけ未だ手付かずで不動の慣習となっているのだろうか。

という社会への問題提起をしている暇はない。今までテレビ越しでしか触れてこなかった帰省という行事に、まさに投入されようとしている。

そして私を襲うのは強烈な抵抗感だ。

帰省をしたくない。

驚く僥倖にも、義理の親戚方は大変に良い人ばかりだ。優しくしかし適度な距離感で接して下さる。嫌味やいびりなど無縁だ。

しかし、心身は猛烈にこの場所、今いる場所(所詮借り物の一室に過ぎないが)に自身を引き留めようとする。嫌だ、という言葉が頭を占拠する。

なぜだ?と考えた。私の答えとしては、

この私、単なるこの一人称の私だけでは絶対に招かれようのない場へ、嫁という面をかぶることで潜入できてしまうこと、

この私は求められていないが、嫁の私は歓迎されること、の差を直感的に埋められないからであるし、

夫の生家、実の親族とはいえ、他所、他人であることに変わりなく、そこに上がり込みなぜか好待遇を受けることへの違和感、

そして他人と和気あいあいと過ごすことが必然である空間、

嫁として一般的社会通念的に要請される振る舞いへの応答、それにかかる気疲れ、

である。あと、生理が迫っている恐怖も多大である

とにかく、友人とすら2泊以上したことのない根暗には、他者の家に上がり込み同じ釜の飯を食い、トイレやお風呂も共有するという、本来私がしてはいけない事態に自身を埋没させるのがおそろしい。

年末年始くらいゆっくりさせてくれ…

 

抑鬱になりながら帰省の準備をした………

ゆっくり自分の時間を過ごしたいだけなのに……