青くてごめんね

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ミュゼに4年間通い、剛毛になった挙げ句施術拒否されたので、解約しました

こんにちは芋女です。

いよいよ暑さが本格化し、長袖で体毛を隠す季節でもなくなってしまいました。

社会の潮流として、脱毛サロンの台頭に伴い<女は(体表の一部を除き)無毛であることが望ましい>という無言の、かつ強引なまでの集団圧力みたいなものが偏在しております。

まぁ、世間の常識がメディアに悪影響を受けることなどままあるので、生まれた時代を恨むしかないのですが

本来は身体を適切に防衛するためパヤパヤと生えている毛たちは、今や悪者なのです。

残念なことに、チキンな筆者は世間体を気にし続ける生き方から逃れられず

女が犠牲となったこの趨勢に便乗するしかありませんでした――つまり、脱毛サロンでコースを契約したのです。

大学生の4年間通った結果、

めちゃくちゃ剛毛になり、挙げ句の果てには剛毛すぎて施術拒否されたので、

解約しました。。せざるを得ませんでした。。(施術して頂けないので)

 

 

 

事の顛末を以下に記します。脱毛サロンを検討されている方のご参考になれば。

 

 

 

 

Act1 大学デビューを脱毛とともに

 命懸けで挑戦した大学受験も無事に終わり、来たるべき大学でびゅ〜に胸をときめかせていた高3の3月。

新天地で心機一転、新しい私の始まりだ! と、こんな世間体の残滓のような筆者でも、人並みに楽しみにしていました。

その勢いに乗って、かねてから気になっていた……脱毛をはじめようと。

元々、まぁ残念なことに毛はそこそこ生えておりまして、

同世代の女子たちのツルッとした、毛穴すら見えないような脇を水泳の授業で目撃するたびに、力強く存在感を主張する自身の脇毛に焦りを感じていました。

ソープ付きのカミソリで丁寧に剃っても、剃毛フォームでケアしてから臨んでも、不器用ゆえなんだか肌が傷ついている気がするし、2日もすれば雑草のごとく生えてくるし、

剃毛すればするほど黒ずんできて、剃ってもその断面が目立つし、

 

………(書いていて絶望してます)

 

これからは大学生。勉強にバイトにサークルにっ………はたまた運命の出会いにっ?!チャンスの時がいつくるか分からないんだから、ちゃんと”おんなのこ”しなきゃ!!!*1

と思って、万年大草原の脇をどうにかしようと、電車広告で頻繁に目にする有名脱毛サロンを各社リサーチ。

結果、(コーポレートカラーが水色で好みだったのもあり)、ミュゼでの契約を決意しました。

 

 

数年来貯めたお年玉を握りしめ初めて訪問した時も、思った以上に勧誘等はなく、店内もきれいだしいかにも女子力をあげてくれる雰囲気で、

悩んだ結果、、、、好きな部位を選べる小パーツに加え、「ハイジニーナ」コースもセレクト。

(※念のため注釈ですが、ハイジニーナとはまぁつまり下腹部(え)というか、股間周辺全体のことです。VIOともいいますね。)

未成年のため親の承諾が必要とのこと。親に知られるのがなんとなく気まずかったですが(特にハイジニーナ)、親はそもそも脱毛サロン自体に無知・無関心だったので、個々のコースについては特に詮索されず。

2016年当時、脇&Vラインは無制限・無料で付帯されていました。

初契約時、トータルで…3万円強だったでしょうか。今となってはかわいい額ですが、高校生には大打撃というか衝撃で。

でも、自分に自信を持つために!360°見せられるように!いつ裸になってもいいように!(え)

自分への投資として、博打を打ったのです。

 

 

 

 

Act2 重なる回数、減らない体毛

 さて、脱毛サロンでの脱毛は、一回行ってピピッと光を照射する、ハイ完了

というわけではありません。

医療脱毛ではなくあくまで美容目的?のため、脱毛サロンの器具は威力が弱め。かつ、毛穴は体表の奥に複数あり、毛周期も一定で循環するそう。そのため、回数を重ねて万遍なく照射する必要があり、

効果を実感するのに5〜10回、

「毛がほぼ生えない」状態になるには、15回〜

くらいが(個人差や部位の差はありますが)求められるのだそうです。(すみません、記憶が曖昧ですが、大体このくらいです)

 

多っ。

 

でも、その回数粘って粘ってやり遂げれば、晴れてツルピカ素肌になるのだろうし、

15回は厳しくても7回くらいで及第点に乗る……産毛程度になるでしょう!!

と、楽観視しながら、サロン通いが始まりました。

 

 

「通う」と言っても、週23で、とかではありません。

連続して光を当てても、先述の通り毛周期があるため、生えていない毛にはアプローチできない。

よって、毛が生えるのを待つために、次の施術まで3週間は開けた方がいい。

へぇ〜光を当てまくればいいってわけじゃないんだ〜。。

 

かつ、……この点に4年間悶々とするわけですが……  予約が、、、、取れない!!!

脱毛サロンって、どこもかしこも「予約が取りやすいサロンNo.1♫」とか広告に書いてあると思うんですが

ミュゼはマジで予約が取れませんでした。マジです。例えば、8月1日に、これから一週間は比較的都合がつけられるぞ!早速ミュゼいこう!と思いますでしょ、

んで、あのフリーズしまくりな使い勝手悪すぎる公式アプリから予約を試みますよね、

まぁ大学生なんて基本暇ですし、日時指定せず、複数店舗を選んでから空き検索をかけると。。。。。

最速で9月20日  とかザラにあるんです。本当に。

無理じゃん。

 

 

とまぁ、予約の取れなさには辟易しましたが、数ヶ月前から決め込んで予約して、どうにか回数を重ねていきました。

 

 

脇。。ハイジニーナ。。 ふとした時に気になる指毛。。。 女なのにいつの間にか生えてくるヒゲ。。腕。。

 

最初の頃は本当に……精神的にダメージが大きかったです。だって、あんなところやこんなところを必死こいて剃毛してから、お店に行って真っ裸になって、施術台にいそいそと横たわり、(照射の光保護のため)目隠しをされた状態で、患部?にクリームを塗られたり鎮痛のため冷却されたり温い光が当てられたり。。。

あ、ちなみに痛みはまぁ耐えられる程度です。 あ、うーん。。。毛深い所は割と痛かったです。剛毛の筆者は、脇とハイジニーナはビリッとする感覚がありました。

 

はやくつるつる素肌になりたいな〜と思いながら、

なんだかんだで忙しい大学生活の合間に、定期的に通っていました。

途中、コース追加もしました。その時は確か4万円くらいだったかな。初期契約のハイジニーナを継続する形で。

 

 

 

でも。。。   一向に薄くなりません。

確かに、施術して2週間位すると、生えてきた毛がするりと抜けて、

しばらく何も生えなくなります。

おっ!!今度こそ効果あるじゃん!! と思った矢先、

何周期目か分かりませんが、生命力を更に増強させて新たな毛が……以前にも増して……生えてきてしまうんです。

困りました。もう、体のパーツは7回ほど、ハイジニーナも7回、脇に至っては10回は照射しています。

 

なかなか出口の見えない脱毛、しかも全然予約は取れない。

やる気がなくなり放置→無法地帯になる→さすがにやばさに気づく→予約を試みる……

という感じで、ダラダラと通い続けました。

しかし……

 

 

 

Act3 極太脇毛に施術拒否

契約したコースの期限が迫っていたので、今年2月に急遽予約を取ることに。なんとか2週間後くらいの空きに滑り込みました。

施術にあたっては、自己処理が必須。自分なりにはめちゃめちゃ頑張っても、濃すぎて処理しきれない毛が多いようで、いつも施術時にスタッフの方に応急処置的な、ピンポイントでのシェービングをしていただいていました。申し訳ないとは思いつつ、でも本当にこれ以上剃れないからなぁ。。。と思いつつ。。。

そんなことがあったので、気合を入れて丁寧に剃りました。カミソリだと皮膚を傷つけるそうなので、電気シェーバーで、様々な角度から脇を攻め、110%は剃りきりました。

それでも、もう、、、、なんというか、やっぱり濃いのです。断面が。

 

カミソリで自己処理を繰り返すと、先程も述べたように皮膚も削ってしまうためよくないと。そこでミュゼ通いを始めてからは電気シェーバーのみ使用していました。

ダメージによって太くなってるんじゃない。。。でも、なんでか、施術を重ねるごとに濃くなってる。。。気のせいではなく。。

剛毛化

という言葉が脳裏をよぎりました。

 

以前、施術のときに「効果は実感されていますか?」と聞かれたので、素直に「逆に濃くなっている気がして不安です」と答えると、

一時的に濃くなったような印象を持たれるケースもありますが、回数を重ねると薄くなりますよ」

と言われたのです。 その時はもちろん、回数を重ねて薄くなるのだと信じていましたが、

今、マックスで剃りきっても、もはやそこに、生えるべき毛が待ち構えているかのごとく。 ポツポツと黒い断面があるのです。。。

施術ではなく、実は契約のときも「剛毛化」という言葉を聞いたことがあります。光の刺激に反応し、逆に毛が太くなってしまうのだそう。

個人差はあるといえど、まぁ自分に限ってそんなことないだろう。

と思っていることほど、身に降り掛かってくるんですよね。

 

 

 

 

そして。。。。

久々になってしまったサロン来訪。少し緊張しながら施術開始。気合を入れて15分前には到着していました。「それでは、状態を確認させていただきますね〜」

念入りにチェックが入り、なんだか嫌な雰囲気を察知し

 

「脇なのですが……長い毛が残っておりまして、店頭でのシェービングは行っておりませんので、施術が見送りとなってしまうのですが、よろしいですか〜?」

えっ?!そんなはずはない。『あっ、いや。かなり時間をかけて剃ったので、、、すが、、』

「…ですが長い毛が残っておりまして、店頭でのシェービングは行っておりませんでしてぇ、、施術が難しい状態でしてぇ〜」

………『いやぁあの、、、いや〜、、』

「申し訳ないのですが、施術が難しい状態でして〜、、、、」

 

 

………………

………………

 

 

通い続ければ薄くなると。。きれいになると、信じていたのに

剛毛にされ、剰え、その毛を理由に施術を拒否されるなんて。。。。。。

 

 

費やしてきた時間とお金と、もう色々馬鹿らしく、恥ずかしく、

施術台の上で剛毛を晒している自分が滑稽すぎて、

解約すると心に誓いました。

 

 

退店時、テンプレで「何かご質問等ありませんか?」と聞かれたので

「解約したいのですが」と聞くと、あっさりと「HP掲載の問い合わせ番号からお手続きください」と答えられたのが、

なんか、こんなもんかと、思わず笑いそうになったのを覚えています。

 

 

 

Act4 遠い解約への道

契約するためには、施術予約と同様契約自体も各店での予約が必要なのですが、

解約については、わかりやすい場所に情報がなく、

まず「ミュゼ 解約」で検索して出てくる問い合わせデスクに電話をかける必要があります。

まさかの0570………、高額なナビダイヤルと不親切設計です。

 

会員情報など手元に準備した上で電話。オペレーターの方は、店舗スタッフのドライな印象とは裏腹に結構丁寧でした。

本来なら、この0570で、実店舗での解約の手続き予約(※初期契約店舗でのみ可能。これまた不親切すぎませんかw)を行うのですが

幸運なことに、筆者が初めて契約した店舗は既に閉店していたため、

この電話で解約にすすめる、、、と思いきや、

解約手続きのため、0570ではない電話番号から電話をかけてくださるそうで、

その日時調整をして終了。

 

ええ、、、、ただ解約するのでこんな手間かかんの。。。。。

解約させない気ムンムンすぎます

 

 

そして、指定の日時に電話がきて、(これまた、丁寧なオペレーターさんだった)

なんとか解約できたのです。

残コース分は一ヶ月半後くらいに、無事返金されました。

 

 

 

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以上が、悲しいほどリアルな、筆者の4年にわたるミュゼ通いのあらましでした。

本当に、この剛毛をお見せしたいくらいです。びっくりすると思います。

そして今、というか先日。。。思い立ったが吉日、という感じで、

かの有名な脱毛器 ケノンをポチりました。 10万円給付という後ろ盾があると、大胆な行動ができますね

今月末には届くそうなので、首を長くしながら、体毛も伸ばしながら(※汚)、

待ちたいと思います。

 

 

 

ミュゼに通っても毛はなくなりません。

*1:こういう思考が根付いてしまっていることが、負けですよね。。悲しい。でも抗えない。社会に