青くてごめんね

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志望業界が絞れなくても全く問題ありません

先の投稿で、軸ならぬ共通点を見つけましょうという話をいたしました。

これに関連して、軸の話につきものの「志望業界」決めについても、私的見解を述べます。

 

 

「志望業界を絞ってから志望企業を選ぶ」という定説

大体の就活サービスが提唱している、志望企業の決め方は次の通りです。

・軸を決める→志望業界を決める→その中から志望企業を探すor職種を探す

確かに、<業界>の下の階層に一つ一つの<企業>があるわけで、大→小と検討する範囲を狭めていくのは、然るべき手順を踏んでいるように思われます。

真面目な貴方は早速、志望業界選定作業に取り組みます。業界研究セミナーに足を運んだり、業界地図に目を通したり…しかし、壁に当たる方もいらっしゃるでしょう。

志望業界が絞れない…

志望企業はあるけど、業界がバラバラだ…

 

筆者も全く同じ悩みを抱えていました。就活がスタートした時は、あえて選択肢を狭めないように色々な業界を見ていました。(それこそ、熱に浮かされたように自分とは真反対の雰囲気ムンムンなベンチャー企業インターンの面接を受けたり、広告代理店の課題を躍起になってこなしたり、食品業界の社員さんにお話を聞いたり…)

そんなこんなしていれば、自ずと2・3個に絞れると思っていたのです。がしかし、一向に指針は固まりません。むしろ、「この業界でここは受けたいなぁ」という感じで分散していきました。

意図的にバラけさせていた、という背景もあります。というのも、<各業界につき受けたい会社を2・3社決める>手法を実践していたからです。

理由としてはまず、・就活で後悔したくなかったから。時間の無さや偶然を言い訳に、自分にぴったりの業界/企業を逃したくなかったんです。もしかしたら、見向きもしていなかった会社が自分にとっては運命の会社になるかもしれない!  ――ちょっと理想を描きすぎているかもしれませんが、恥を忍んで労力を惜しまずに、興味の無い会社とも積極的に接点を作っていました。やはり、自分で見聞きしないと分からないものがあります。足で稼いだ情報は、何より説得力があります。人生で一度きり、「新卒」チケットを捧げる会社を探すのに、「やり尽くした」と思ってからでも遅くはないはずです。

もう一つの理由は、・本選考での不合格リスクを分散したかったから。自分が「この業界/会社が絶対良い!」と思っていても、やはり向き不向きはあります。業界ごとのカラー、社員の醸し出す雰囲気に自分が合致しているかは、残念ながら自身の熱意とは別問題です。

でも、就活生の皆さんはきっと謙虚に就活を進めているでしょうし、根暗でヒキニートしてた方が性に合う人が、イケイケドンドンの商社マンを志すことはないでしょう。

そう、ある程度自身の性格や傾向を把握し、それに則って業界を決めていたとしても、インターン選考には通っていても、本選考で蓋を開けてみるまで、やはり分からないのです。貴方が内定を得られるかどうかは。事前リサーチばっちり、内定先有力候補だとしても、適性検査であっさり祈られることだってあります。面接で言うことを頭に叩き込んでいっても、予想外な質問が飛んできてしまうことが(面接に慣れていない初期なら尚更)あります。精神的にしんどくて、直前で選考どころじゃなくなってしまうことだって…

就活は不確定要素が多すぎるんですね。不合格の理由が、他の所にあるかもしれないけど、でも<業界との相性の不一致>という理由を不安事項から除くために、いっそ分散させるんです。 もし、一つの業界だけに絞って、実は自分と合っていなくて、受けた先全部不合格だったら…  恐ろしいですね。しかし、否定しきれないんです。 ここがダメでもこっちは大丈夫、という段になり、あの時の自分に感謝するかもしれません。

 

絞らなくていいんです

では、志望業界が絞れなかった時、どうしましょう?

 

絞らずにいきましょう! 

 

「業界を決める」という呪縛から解き放たれ、少しばかりほっと一息ついてください。

なぜ、あれほど業界を決めることが推奨されているのでしょうか。それは、企業選びが楽になり、業界研究が楽になるからだとは思います。(同じ業界だと時期も大体同じなので、スケジュール管理が楽になるのも一つあるかも)「業界を決める」というステップを飛ばしても一向に問題ありませんが、たしかに、「あなたはなぜこの業界に興味をもったのですか」「ウチ以外で検討している会社や業界はどこですか」という業界系質問には別に対策する必要がありますね。でも、その程度です。業界を絞っても絞らなくても、実はそんなに労力は変わらないのです。むしろ<業界との不一致リスク>が排除されているという点で、業界を絞らない方に一理あるくらいです。

 

では、↑の業界系質問に応答するべく、「軸」ならぬ「共通点」を今回も詰めていきましょう。

(本来は――就活サイトで提唱されている方法は、「軸」を決めてからそこに合った(自身の軸を実現できる)業界ないし会社を選んでいく、というボトムアップ方式ですが、業界を絞らずにいくと以下のようにトップダウン方式になります。)

 

業界を絞らず志望理由を語る3ステップ

あなたの頭の中にはきっと、業界バラバラなエントリー候補会社がいくつか浮かんでいるでしょう。

ステップ1

その会社たちの共通点って、何でしょうか?あくまで素朴に考えてみて下さい。

例)通信会社、インフラ会社、IT企業…

ここに共通するのは、「他者の生活を何らかの方法で豊かにする」という点です。

えっっ?????そんなんサービスを提供して利益を生んでる、あらゆる「会社」が適合するやんwwwww  と思った方!!!大正解!! でも、今の段階では最低限共通していればおkです。

 

ステップ2

では次に、「何らかの方法で」の部分を膨らませていきましょう。

例)

・通信→人同士の時間と距離を通信技術で縮めることで

・インフラ→文字通り、生活基盤となるインフラによって、直接的に

・IT→社会の情報化を進め、暮らしを便利にすることで、間接的に

 

えぇ〜〜こんな幼稚でいいんかい。。。就活生の100人中100人こう考えてるでしょ…というご意見もよく分かります。でも、無理に背伸びをして答えるより、「この業界ではこういうことができると考えた」というのは簡潔にまとめた方がいいと思います。

業界/企業研究といっても、どうしても限られた情報の中で調べざるを得ません。OB訪問や説明会で話を聞いていたとしても、当事者目線で語るのは困難です。かたや、面接官は既にその業界で数年・数十年勤務経験があるプロ。我々が憶測で妄想した「この業界はこんな感じ」という内実は、秒で見破られてしまうでしょう。

なので、ここでは力を入れすぎなくていいんです。大事なのはここから。

 

ステップ3

なんでそう思ったか?という点です。例えば、「人同士の時間と距離を縮める」というイメージを持ったのには、貴方の中でそういった経験があるからでしょう。

その素朴な記憶・イメージを、具体例で補足していきます。

例)

・遠方に住む親戚と、以前は疎遠だったが、通信技術の発展で遅延なく通話ができるようになった→素朴なポジティブな経験

・幼少期に糸電話で遊んだ楽しさが忘れられず、もっと大規模に、しっかりとしたシステムによって、言葉を伝え合う環境を整えたい→素朴な経験+それに伴う意欲

・大学のサークルで、チャットやビデオ通話で進捗を伝え合うサービスを導入し、それによってメンバーがどのような仕事を抱えているのか可視化できた。活動も円滑に回るようになり、通信技術の有難みを感じた→通信技術の価値への気付き

 

一見、関係のなさそうな経験でも、違う面から見てみると案外接点があるものです。それと、無理やりこじつけてしまってもおk。大事なのは、貴方自身の実体験に基づいているかどうか、です。

どんなに小さなエピソードでも、実際に体験している当事者でしか語り得ない感動、喜びがあります。その原初的なキラキラした気持ちこそ、貴方ならではの「就活像」を際立出せ、輝かせるものです。そのフレッシュさからもたらされる、「この子はこれから頑張ってくれそう」という印象が、加点要素になり、合否を決めるのです。

 

 

まとめ

・業界は無理に絞らなくてもいい。むしろ、不合格リスクを分散できるともいえる

・挙がっている志望企業から「共通点」を抽出して、フレッシュ感ある「なぜこの業界を選んだか」の理由を考えよう

 

 

お疲れ様でした。今回はこのへんで。