青くてごめんね

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それゆけ!南部せんべい紀行3

おはようございます。思いの外早いスパンで連載を継続できました。


自分は専らパン派でして、夜寝る時も、
“明日の朝は買っておいたパンをトーストして、こんがり焼き立てを頬張れる”
ことを考えてニヤニヤしてしまうほどなのですが、
南部せんべいはまた別枠なのです!


今回のはせんべいタイプかな〜、それともクッキー生地かな〜 なんて予想するのも、また一興。

それでは早速参りましょう(´▽`)


目次

1、永楽(渋川製菓)

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駅ビルの青森特集にてゲット。別商品の「いろいろ」詰め合わせパックもすご〜くリピートしたかったのですが、
真新しい顔ぶれについ気持ちが傾きました。
半分に割られた、でも粒の形を保ったピーナッツがお行儀よく散りばめられています。マイルドな食感を想起させる、焼き目控えめのつるりとした表面。美白。裏面の印字はなし。
1口… おお、、!なんとソフトな口当たり!
さくっとほろっと崩れる。中心部に近付くにつれてさらにほろほろ感アップ。クッキーよりも柔らかく、まろやか。これは、、、、ラングドシャに近いかも、、、
皮が剥かれたピーナッツと相まって、「甘み」を全面に感じました!

http://www.shibusen.co.jp/index.html

(「渋川」と聞くと、おじいちゃんが日本昔ばなし風にデフォルメされたせんべいを思い出すのですが…調べた所、
そちらは「マルカワ渋川せんべい」さんの商品で、こちらは「渋川製菓」さんでした!どちらも津軽せんべい(→南部せんべいとの違いは名称のみ)だそうで。渋川、の名は地名なのか、創始者なのかは分からなかった。。)
ちなみに、渋川製菓さんのHPに津軽せんべいの基礎知識がきれいな写真とともに載っており、

■手型
各製造元では、色々な模様をあしらったオリジナルの手型が使われていました。その模様で製造元を表したのです。

なのだとか。表面に松のような文様が捺されているのを見たことがありますが、これは製造元を示す手形だったのですね。
多くを語らないメーカーの、矜持を感じました。

ちなみにオンラインショップのFAQも勉強になります。(http://www.shibusen.co.jp/faq/index.html)
重ねて、やっぱり気になるお試しセット…14枚入りで1300円ってもう買う以外無いのでは?!めっちゃ美味しそうです。 
https://shibukawa.shop-pro.jp/?pid=143633676

さらにもう一点、どのせんべい屋も冬季限定商品としてチョコ関連のものを出しています。軽やかなさっくりした素朴なせんべいと、チョコの相性…じゅるり…


2、南部せんべい(味の海翁堂)

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デパ地下にて発見。18枚入350円?と驚安価格(©ドンキ)。
9枚ずつ入っているので、例えば上から開けるとピーナッツを9連続になってしまう、、しかし今はごまの気分、、南部せんべい、上から開けるか?下から開けるか?
結局ごまから実食。(ジップロックに移動させて解決)
せんべい全振り!!パリッと薄く軽い〜〜!
極めて素朴な味わい。だからこそ具の風味が引き立つ。黒胡麻がたっぷり入っているのも相まって、
未だかつて無いごまの奥ゆかしい香ばしさ…!
たまらずピーナッツも1枚。今度は砕かれたピーナッツが甘みと香ばしい芳香を存分に発揮していました。
生地は……あの、梅ジャムを付けて食べる雀のパッケージの…駄菓子に近いですね。

http://www.kaiodo.co.jp/3_1522.html

面白かったのは、裏面の印字(ピーナッツ)が「煎餅戦勝」と書いてあったんです!てっきり南部煎餅、かと思って二度見してしまいました笑(他のピーナッツには「南部煎餅」と書いてあった?)
ごまには印字無し。違いが興味深いですね〜。
→印字の由来が商品ページに説明されていました!!
南北朝時代、八戸地方にやってきた天皇の空腹を満たすべく、家来の赤松氏がお手製のせんべいを献上したそう。「そなたの忠誠心は楠正成に匹敵する〜!」と感激し、そのせんべいの表面には楠氏の家紋である菊水が、裏面には赤松氏の家紋が、あしらわれるようになったとか、、!こんな歴史が関係していたんですね!

この海翁堂さん、プリント南部せんべいやペット用の「にゃんぶ」&「わんぶ」せんべいを発売していたり(http://www.kaiodo.co.jp/3_962.html)、せんべい以外にも手広くやっているみたいです。ユニークで素敵ですね〜✨