青くてごめんね

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肉まん、その不思議な存在

肉まんにハマりました。

 

 

各コンビニで割引セールがなされる中、機会あれば肉まんを頬張っています。

(やはり肉まんは鮮度が命、イートインで食べるのが至福です。)

おかげさまでファミマ、セブンの肉まんはほぼ制覇した気がします。

(ファミマのプレミアムラインはほんとにプレミアムな量と美味しさなので、+50円くらいですが試す価値ありますね。)

パンでもなく、ホットスナックでもなく、炭水化物もタンパク質もとれて100円前後の肉まん。素晴らしい。

 

 

 

 

ただ「肉まん」というカテゴリーの呼称は、デリケートな問題を内包していると思うのです。

「ケーキ」→ショートケーキ、ミルクレープ、モンブラン

「肉まん」→肉まんピザまん、あんまん

 

カテゴリーが特殊的個別をも冠するとは、一体どういうことでしょう。

「肉まん食べたんだ」と聞いて、ああ、相手は肉の餡のあの肉まんを食べたんだろうな、と普通思います。

ところが、「肉まん」は同時に、ピザまんあんまん等を全て含意しうるのです。

「肉まんが好きでさ〜。特にピザまんの、チーズがとろけるのがたまらないんだよね」

おかしいところは無いように思われます。我々は、まず「肉まん」と聞いたら具体的な肉まんを浮かべるでしょうが、次にピザまんがそのうちに含まれると知るや否や、瞬時に、カテゴリーとしての肉まんとして認識を切り替えるのです。

なんと高度な作業でしょう。

 

ですが、肉まん好きとしてーーもちろん”肉の餡の、あの肉まん”も好きですがピザまんも捨てがたく、あんまんのほっこりとした味わいも外せないー、彼らを「肉まん」と総称するのは、やはりそこはかとない心苦しさがあるのです。

 

 

 

 

では、あの、ぽってりとした、渦を巻いた模様の、小麦粉の生地の中に様々な餡を包み蒸し上げる、あの食品を、一体なんと呼べばいいのでしょうか…?

 

 

 

 

 

 

そんなことを考えながら、”肉まん”の並んだ蒸し器を夢に見る日々です。